先天性心疾患を知る
先天性心疾患には、どんな疾患があるのでしょう。
心室中隔欠損症という疾患が、ほぼ半数を占めています。
この疾患は、心臓の右心室と左心室の間にある心室中隔という壁に穴が開いているのですが、穴の位置や大きさによって症状も治療、予後も異なります。5人に1人は自然に穴が閉じるそうですが、自然に閉じなくても手術で塞ぐことで運動制限もなく日常生活を送れる子もいます。ただ、先天性心疾患には多くの疾患があり様々な疾患を合わせて持つ子も多く、予後は千差万別です。
このように多岐にわたる先天性心疾患の病態を知る上で、正常な心臓の構造と機能を知っておくことはとても大切だと思います。
しかし、最近の私の興味はその前段階の心臓の発生学。
受精卵から胎児へと変化し成長していく過程で、心臓がどのように出来上がるのか。
その過程での変異が先天性心疾患なので、正常な心臓と全く同じように考えてはいけない気がしています。
と、言いつつ。
難しいんですよ、これ。
何度読んでも頭の中で想像が追いつきません。
ちゃんと説明できるように、少しずつアウトプットしていきたいと思います。