yandyandy’s diary

心臓リハビリテーション指導士から、心臓を持つすべての人へ

ACHD

親主体の移行期準備。その時、子どもは?

先天性心疾患の移行期は12~20歳と言われます。 その間に、小児循環器科から成人循環器科への転科準備を行います。 未成年であることもあり、その転科準備は親が主体となります。 しかし、生涯を通して医療と関わっていくのは当事者である子どもです。 移行…

自立への一歩は16歳

今回も先天性心疾患の移行期を考えます。 先天性心疾患の移行期には患者の自立が必要とお伝えしました。 yandyandy.hatenablog.com 自立に必要なことは、自身を理解し自己決定が出来ることです。 しかし、子供は親の保護責任下にあり最終決定は親の承諾を要…

移行医療を考える

『先天性心疾患の成人への移行医療に関する提言』を読んでます。 http://sentenseishinshikkan2.pdf (umin.ac.jp) 今回は、この提言の内容を基に先天性心疾患の移行医療を考えてみました。 移行期っていつ? 移行期と言っても、何歳からが成人先天性心疾患(…

先天性心疾患を持つ人の就労

前回挙げた論文を読んでみました。 yandyandy.hatenablog.com 成人先天性心疾患の方の社会的自立に対する研究。 社会的自立、主には就労の部分を見ていきます。 まず2002年の論文から。 成人先天性心疾患を持つ当事者へのアンケート調査を実施。こちらでは、…

ACHDの就業・雇用 18年での変化

前回のブログでも少し触れましたが 成人先天性心疾患の方は非就労率が一般の方より低い。 これは2003年の論文から得た情報でした。 今回、また別の論文を見つけたので読んでみようと思います。 ひとつは2002年 JC39505 (jcc.gr.jp) こちらは2020年 ja (jst.g…